富士フィルムから超コンパクトデジタルカメラ「X half」が発売されることが分かりました。
「Xシリーズ」の最新として、240gの軽量ボディでフィルムライクな写真表現を楽しめるコンパクトデジタルカメラ「X half(製品名:FUJIFILM X-HF1、以下 X half)」を2025年6月下旬より発売されます。
引用:https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/12389
「X half」とは
引用:https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-hf1/
「X half」は、ハーフサイズカメラをモチーフにしたデジタルカメラで、ハーフサイズカメラはフィルムカメラの1つで、一般的な35mm判フィルムの1コマに2枚の写真が撮影でき、36枚撮りのフィルムたと、72枚の写真撮影が可能なカメラの事で、ハーフサイズカメラでは横長のコマを左右2枚に分割することになるため、普通にカメラを構えると必然的に縦長の写真が撮れます。
「X half」でもその特徴を取り入れ、横3:縦4の比率、縦長の静止画と動画が撮影できるデジタルカメラとなっており、光学ファインダーも背面の液晶モニターも縦型になっています。
カラー展開はシルバー・チャコールシルバー・ブラックの三色展開となっております。
「2in1」を搭載
「2in1」とは、2枚の縦構図の写真を組み合わせて、ストーリー性のあるひとつの作品に仕上げる事の出来る機能で、ヘアカットのビフォア・アフターの写真を組み合わせたり、同じ場所の引きと寄りの写真で1つの作品にするなど、アイデアしだいでさまざまな表現が出来ます。
静止画と静止画だけでなく、静止画と動画、動画と動画の組み合わせも可能で、これまで見たことのない新しい表現が手軽にできることは間違いないはずです。
専用アプリ「X half」を使用すれば、分割線の色やサイズの変更、左右の写真の入れ替え、静止画同士の新たな組み合わせなど、静止画をより自由に編集する事が出来ます。
軽さやレンズが魅力的
240gの軽さ32mmのレンズで、まさに「写ルンです」に近いカメラで、裏面照射型1インチセンサーと、35mm判(いわゆるフルサイズ)換算で32mm F2.8の単焦点レンズを搭載。32mmの焦点距離はレンズ付フィルム「写ルンです」と同じです。
「X half」は付属バッテリーやメモリーカードを含め、重さはわずか240g。「写ルンです」のように常にバッグに忍ばせることも容易で、日常を気軽に写したくなるデジタルカメラになってます。
フィルムシミュレーション
富士フィルムのデジタルカメラではおなじみのィルムシミュレーション。「X half」で用意されたモードは13種類。被写体やシーンに合わせて写真フィルムを選ぶような感覚で、多彩な色表現が楽しめるます。
さらにinstax“チェキ”シリーズでおなじみのフィルター機能も実装しており、既存のフィルターから厳選した8種類に、新たに開発した「ライトリーク」、「ハレーション」、「期限切れフィルム」が加えられ11種類が、フィルムカメラのような独特の描写表現を遊び心とともに実現してくれます。
フィルムらしい粒状感を演出する「グレイン・エフェクト」や「日付入り撮影」機能もあり、静止画でも動画でも、思い出をより印象深いものにしてくれます。
フィルムカメラモードで現像の楽しみを
「X half」向けに新たに開発されたフィルムカメラモードでは、液晶モニターを使わず、光学ファインダーでのみ撮影可能。撮影枚数を36枚、54枚、72枚の中から設定すると、フィルム撮影のようにその枚数を撮り切ったあとでのみ撮った画像を確認出来るモードになっています。
途中でキャンセルも可能な機能ですが、撮り切るまでどんな写真に仕上がっているのかわからない、フィルムカメラのようなワクワク感が楽しめます。
撮影方法もフィルムカメラそのもので、このモードでは、シャッターを押したあとにカメラ軍艦部のフレーム切り替えレバーを引くことで、次のシャッターを押すことが出来る仕組みになっています。
まとめ
専用アプリ「X half」では、撮影した静止画や動画をギャラリーやアルバムを鑑賞するように楽しめたり、アプリから各種SNSへのダイレクトアップロードも可能。
スマホプリンター“チェキ”「instax Link」シリーズでのプリントもできるなど、デジタルとアナログの境界線を行き来しながら、カメラや写真を堪能出来る「X half」を、このカメラで楽しんでみてはいかがでしょうか。
コメント